喉から手が出る 喉元過ぎれば熱さを忘れる
喉って何?
話す声、歌う声、すべての声を出すためにある体のなかの部分。
息をするのにも必要。風邪をひいて喉が痛くなると声が出なくなる。
体のどこにあるの?
首の中にある。首の真ん中を前から触ると何かある。
声を出すとびりびり震えるところ。そこが喉。
そこを押しながら話すと宇宙人みたいな声になる?
ワレワレハ ウチュウジンデアル
喉の慣用句① 喉から手が出る
日本のお化け、妖怪??
意味→すっごく何かがほしくてほしくてたまらない
どんなふうに使う?→喉から手が出るほど○○がほしいっていう風に使うことが多い。
(例1) 絵心が喉から手がでるほどほしい(絵が上手になりたくてたまらない)
絵が上手になったら漫画家になってスヌーピーのような味のある絵をかきたい。
絵心⇒絵が上手に描けること、絵に関係することを知っていること。
味のある⇒ここでの意味は、食べ物の味のことではなくて、おもしろみや個性があるということ。
→ 例 彼の書く字はきれいではないが味がある。
(例2)喉から手が出るほどドラえもんのどこでもドアがほしい。
飛行機で何十時間かかるところにも一秒より短い時間でいくことができて、移動に時間を使わなくてもいいし、会いたいときにあいたい人に会える。
ドラえもんの道具なら翻訳こんにゃくもほしい・・・翻訳こんにゃくがあれば外国語の勉強をする必要がない。もし、みんなが翻訳こんにゃくを持ってたら、世界中の人の気もちがもっと分かり合えて仲よくなれる。
喉の慣用句② 喉元過ぎれば熱さを忘れる
食べ物、飲み物を飲み込むとき喉を通る。そのときもし食べ物や、飲み物が熱ければ、喉が痛い。でも喉を通り過ぎた後、お腹に入ったらもう熱くない、熱さを感じない。このことから辛い事が起こっているときは、苦しいけど、辛いことが終わってしまえばその苦しさを忘れてしまう。という意味で喉元過ぎれば熱さを忘れるという慣用句が使われる。
あなたはどんなタイプ?喉元過ぎれば熱さを忘れるタイプ?
- いや、全く。辛い事を忘れられずにねちねち覚えているタイプ。職場の上司に嫌なことを言われたら、ずーっと覚えている。思い出してはまたイラっとするのを繰り返している。
- 皆さんはどんなタイプ?
喉元過ぎれば熱さを忘れるの他の意味
苦しいことがあったとき誰かに助けてもらったことを苦しいことが終わって、楽になったら助けてもらったことを忘れてしまうという意味もある。
(例)あの人が苦しかった時、たくさん助けたのに もう忘れてしまってる、お礼も言ってくれなかったよ、ほんと、喉元過ぎれば熱さを忘れるだ。
まわりにこういう人はいる?
いる! その人のことを思って、丁寧に手取り足取り、色々サポートしてあげたのに、あんまり感謝してくれない人。
手取り足取り→丁寧に、細かく
人間は、辛い時、誰かに助けてもらったことを忘れてしまうことがあるけど、動物は忘れない?!
日本には、人間に助けてもらった動物が恩返し、助けてもらったお礼をする昔話がたくさんある。例えばつるの恩返し
つるの恩返し
一匹のつるがわな、動物が通るところに置いてつかまえるための道具にひっかかって飛べなくなっていたところを若者に助けられる。その若者に助けられたつるは、助けてもらったことを忘れないで感謝している。そこで若者に、ありがとうっていう気持ちを伝えるためによいことをする、恩返しをする昔話。
助けてもらった人への感謝を忘れるだけじゃなくってひどいことをするっていう慣用句もある
恩を仇で返す
恩→助けてもらったこと、優しくしてもらったこと。
仇→いろんな意味があるけどこの場合は、ひどいこと。
助けてもらった人にありがとうって感謝しなければいけないのに反対にひどいことをすること。